vol.5 「食道がん」
2012月06年10日
~お酒弱いのに飲酒・喫煙 食道がんリスク190倍に!~
食道がん患者と健常者の遺伝情報の違いを比較
発がん性が指摘されているアセトアルデヒドをアルコールから作る酵素とアセトアルデヒドを分解する
酵素の二つが食道がんのリスクに関与。
アセトアルデヒドはお酒で気分が悪くなる原因物質。
たばこの煙にも含まれる。
お酒で顔が赤くなるのは、このアセトアルデヒドの分解能力が弱いため。
日本人の4割がこのタイプ
お酒に弱く二つの酵素の働きが弱い人が、1日缶ビール1本以上の飲酒と喫煙をすると
相乗効果が働き、お酒に強く飲酒・喫煙をしない人に比べ食道がんのリスクが最大190倍にもなる。
同じ体質の人でも、飲酒・喫煙をしなければリスクは7倍程度に下がる。
体質を理解して生活習慣に気を配ることで、予防・早期発見が可能に!
■体質と生活習慣によって食道がんを発症するリスク
二つの酵素の活性が高い、お酒に強い人が飲酒・喫煙しない場合を1にする