Vol.9「自転車罰則強化」
2013月07年22日
~ 自転車は『車』 違反すれば前科・前歴に ~
『厳罰化』 二人乗り 並進 イヤホン…
自転車運転についての改正道路交通法(道交法)が7月に施行され、違反者は刑事処分の対象になる等罰則強化された。
例えば二人乗りは2万円以下の罰金または科料、無灯火は5万円以下の罰金、並進は2万円以下の罰金または科料さらには刑事処分され、成人であれば前科、未成年であっても前歴が残る。
違反項目の中でも、かなり危険な行為とされているのが、自転車に乗りながらのイヤホン使用。
この違反は5万円以下の罰金となる。
自転車の飲酒運転はすでに平成19年9月から罰則が強化されており、5年以下の懲役または100万円以下の罰金科せられる。
自転車絡みの事故が全事故件数の2割近くを占め、年代別では中学生・高校生が多く交差点での出会い頭の事故が多い。
これまで自転車と車の事故は、多くの場合、車側の過失が重視されてきたが、改正道交法により
自転車側が信号無視したり速度を上げたまま交差点を横切るなど、無謀運転で事故になった場合、たとえ自転車側が大きな被害を受けたとしても相応の過失を問われることになる。
また、自転車が加害者となり賠償責任が発生する事故も多く、通学途中などの事故については親に高額な賠償責任が掛ってくる。